「太宰治スタディーズ」1号
総特集=『斜陽』
★目次★
松本和也「イントロダクション――いま、なぜ、太宰治『斜陽』なのか」
1940年代...岡村知子
1950年代...井原あや
1960年代...松田忍
1970年代...永吉寿子
1980年代...小澤純
1990年代...吉岡真緒
【論文――特集『斜陽』を読む】
大國眞希「虹と水平線」
斎藤理生「太陽と言葉―『斜陽』試論」
萬所志保「太宰治『斜陽』についての一考察―〈真/偽〉を超えて」
吉岡真緒「太宰治『斜陽』論―物語の転換と余白」
井原あや「『斜陽』のざわめく周縁―〈太田静子〉のイメージ化」
小澤 純「《傾斜》する記憶―『斜陽日記』/『斜陽』試論」
青木京子「『斜陽』と〈道徳革命〉―「教育勅語」・「家族制度」をめぐって」
岡村知子「太宰治『斜陽』論―問題系としての戦後ロマン主義」
滝口明祥「かず子の〈革命〉、サチ子の〈退屈〉―太宰治『斜陽』と坂口安吾『青鬼の褌を洗う女』」
永吉寿子「『斜陽』における〈破壊〉と〈犠牲〉―太宰治の倫理性」
松本和也「明滅する〈自由〉―太宰治『斜陽』を解読する」
著者紹介
奥付&編集後記