「太宰治スタディーズ」blog

研究誌「太宰治スタディーズ」を発行している「太宰治スタディーズ」の会のメンバーによる宣伝&情報交換のためのブログです。

「太宰治スタディーズ」5号

総特集=単行本から読み解く太宰治

★目次★

長原しのぶ「イントロダクション──単行本という〈俯瞰者〉の目」

【小特集 単行本発行と出版社──その戦略と特徴】

朝日新聞社」井原あや/「小山書店」井原あや/「河北新報社」内海紀子/「河出書房」内海紀子/「実業之日本社」小澤純/「新潮社」斎藤理生/「生活社」滝口明祥/「筑摩書房」長原しのぶ/「博文館」平浩一/「文藝春秋社」平浩一/「八雲書店」吉岡真緒/「若草書房」吉岡真緒/「錦城出版社」大國眞希/「月曜荘」大國眞希/「昭南書房」小澤純/「新紀元社」斎藤理生/「竹村書房」長原しのぶ/「人文書院」滝口明祥/「中央公論社」野口尚志/「利根書房」野口尚志/「砂子屋書房松本和也/「肇書房」松本和也

【研究論文】

野口尚志「太宰治「二十世紀旗手」論──「市民」の芸術と「ジヤアナリスト」──」
小澤 純「多重化する〈私〉の再配置──創作集『東京八景』を読む」
井原あや「「ろまん」の灯が照らす先──太宰治『千代女』を読む」
長原しのぶ「『人間キリスト記』から「駈込み訴へ」へ──その受容のあり方を探る──」
大國眞希「「右大臣実朝」──失われし首を求めて──」
松本和也「戦略としての話法──太宰治『佳日』という書物」
吉岡真緒「太宰治お伽草紙」論──「お伽草紙」のコンストラクション」
滝口明祥「滑稽な〈男〉たちの物語──太宰治パンドラの匣』」
斎藤理生「「河北新報」のなかの『パンドラの匣』」
内海紀子「アナロジーと主体──戦時下のレトリック空間と太宰治

【書評/新刊紹介】

木田隆文「斎藤理生著『太宰治の小説の〈笑い〉』(双文社出版)」木田隆文


著者紹介
奥付&編集後記

全国大学国語国文学会

5月24日、25日に開催された全国大学国語国文学会において、メンバーである斎藤理生、滝口明祥がシンポジウム「太宰治―作品の舞台と風土―」で発表しました。
また、同じくメンバーである吉岡真緒も『ろまん燈籠』についての研究発表を行いました。
全国大学国語国文学会 - 大会

「ゲストハウス」6号

メンバーである松本和也が執筆した論文
「昭和一〇年代における〈森鴎外〉──太宰治「女の決闘」から/へ/」
が掲載されています。

ゲストハウス・ブログ」もご参照下さい。

太宰治スタディーズの会の事務局が移転しました。

〒560-8532
大阪府豊中市待兼山
大阪大学大学院文学研究科
斎藤理生研究室内
太宰治スタディーズの会

よろしくお願いいたします。

「太宰治スタディーズ」別冊第1号(2013.06)目次

自由論文
野口尚志 太宰治の〈コント〉、あるいはジャンルの撹乱──「盗賊」と東京帝大仏文研究室──
松本和也 日中戦争開戦直後・文学(者)の課題──小田嶽夫「泥河」・「さすらひ」を視座に
大國眞希 感性と文化──「走れメロス」の教材力──
井原あや こぼれ落ちる声──『手記』「斜陽」「斜陽のおもかげ」
小澤 純  可能世界からの〈太宰治〉――高橋源一郎『官能小説家』試論

書評
滝口明祥著『井伏鱒二と「ちぐはぐ」な近代 漂流するアクチュアリティ』(新曜社) 若松伸哉

著者紹介・編集後記